発表会


去年は伴奏だけで出た発表会。
今年は生徒達を出しました。

教える立場になって、
本当に色々な事を学んでいます。

1人1人、
全員全く違うものを持っている子供達。

先生が出来ることなんて本当にちっぽけな事なのかもしれなくて、
最後は結局本人の力。

普段の練習に対する意欲も、
人前で立派に弾く というのも、全て本人の力。

その中で、
普段どこまで引き上げてあげられるか。

まだ小さい子供達には、
何がどれだけ必要なのか。


「教えること」には手本も見本もないけれど、
今まで自分が教わってきた事、
長い年月をかけて先生方が私に与えて下さった事は消えません。

その中から子供達に与えていく作業は、
思った以上に楽しくやり甲斐のある事です。

もちろん「もっとこうしてほしい」という
歯痒い想いも沢山あるのだけれど。

1人1人に合わせて伝え方や濃度を変えていくのが大事なのかなと思います。


発表会は1つの目標ではあるけれど、
ゴールではありません。

大切なのは毎日の練習、
そしてレッスンで何かを吸収して自分のものにする事。


また来年が楽しみです。