練習だけではどうにもならない部分は、
演奏する立場の人なら恐らく重々理解してもらえる話で。
(音楽家だけじゃなくスポーツ、バレエとか、人前で、舞台で、人に魅せるものはきっと同じ。)
どれだけ足掻いても高みには到達できない事は理解していて。
頑張りの関係ない事態も存在していて。
そんな風に一周回って、葛藤して沢山考えたここ数年。
離れると気づくこともあって。
離れないときっと気づかなくて。
もう手放すべきとまで考えて対峙した結果、
自分に残ったものの尊さ。
今まではどうやったら学生時代の熱量をまた持てるか考えて悩んでいたけれど、
新しい目線でいいんだと気付いた。
失ってしまったのではなく、
歳を重ねるにつれて自分も、気持ちも、考えも自然に移行していくもので。
それに気づいたことと、
それに気づいてから
ピアノに対して新しい目線で見れるようになったのが、最近の収穫。